原子力発電とは、ウラン鉱石を用いて発電をする行為です。
なぜ、ウランが電気を生み出すのかですが、ウラン鉱石は中性子を充てると内部で結合している原子という鉱石のもとになる成分が高速で振動し熱を帯びます。
これを核分裂と呼び、発熱する熱量を利用して電気を作ろうとするのです。
電気を作るには、方法があり、大まかに言って2通りです。
一つは、ソーラーエネルギーで太陽の光を熱のエネルギーに変換し電力を作る方法、もう一つがタービンというモーターを高速で回転させタービンから電気を作る方法です。
原子力発電は、後者のタービンを回すことで発生する電力を頂戴する形で成り立ちます。
どうやってタービンを回せば電力を得られるのか？
次に、どうやってタービンを回せば電力を得られるのかですが、アトックス曰く原子力の場合、ウランという鉱石が熱を生み出すための燃料で熱くなったウラン鉱石を冷やせば水蒸気が発生します。
この水蒸気を利用すれば、タービンを回すことができ電力を生み出せるのです。
逆にウラン鉱石が、化学反応を起こさず、核分裂を起こさなければ、ウランはただの石ころと同じと言えます。
ただ、このウラン、扱いが非常に難しく、兵器にも使用されることから問題があり、例えば劣化ウラン弾という兵器は、わざわざ原子力発電所から出たウラン鉱石の残りかすを再利用して徹甲弾にしています。
なぜ、兵器にするのかというと、これは熱量を帯びてかなり高温になるため徹甲弾として適していると踏んだのです。
通常、戦車などの兵器は飛んできた飛来物をはじくのですが、弾くことができるのは単純に装甲が固い点と熱量に強く熱により装甲が融解しないためです。
しかし、ウランは熱量をものすごく帯びて自らが熱を出すため拘束で発射して対象物にぶつかった場合、対象の走行を溶かすことができます。
そのため、発電所などで残ったウランの燃料を再度兵器に加工していたのはこうした理由からになります。
健康被害に影響を及ぼす
ですが、このウラン、それ以外にも問題があり、それは健康被害に影響を及ぼすことです。
この鉱石は原子が高速でこすれた際、放射線という健康被害を及ぼす物質を出します。
この物質はレントゲンで使用されている物質で、物を通過するという特性があり、レントゲンのような装置で物を通過して対象者の内部を詳しく見ることができる物質として利用されています。
しかし、この物質は物を通過すると同時に通過したものが生物である場合、その細胞を破壊するということが判明しており、長時間放射線を浴びることは体の細胞を破壊する行為で健康被害を及ぼすのです。
そのため、原子力発電所は危険であるといわれている要因は放射線の影響があるために悪い科学だといわれています。
なお、放射線は一定のエリアに飛び交う放射物で放射能とは別です。
放射能はそのエリアがすでに十分に放射線で満たされた状態であることをさし、いわば汚染されている状況であるという意味になります。
汚染とは、簡潔に説明しますと、人間や生命に対して悪性協を及ぼす環境下にあるという意味になり、放射能に汚染されたエリアに長期に至り滞在することは命にかかわるとします。
そんなに危ない発電行為をなぜ続けるのか？
では、そんなに危ない発電行為をなぜ続けるのかですが、実は火力発電であれ、水力発電であれエネルギーを生み出す行為自体はどれでも危険であるため、単純にエネルギーを生み出す能力でいえば全く放射能が漏れださなければ安全なのが原子力発電なのです。
推力の場合、ダムが崩壊すれば発電施設とその周辺は水により浸食され建物に人外な被害が及び、火力発電の場合火災が生じれば一帯は火の海です。
そうしたリスクを考えた場合、いずれの発電も危険で特に火力発電はCO2の発生量が多く地球に影響を及ぼすことと、石油が永久的に使用可能なものでないことを考えるといずれ枯渇します。
水力は水をためる候補地がなければ発電を維持できない点、莫大な土地を必要とする点などのコスト面があり原子力と比較してコストがかかります。
そうした問題を挙げていけば、放射能さえ漏れださなければエネルギー源であるウランを用いて発電する発電所は効率的なのです。
しかもウランはある特性があり、毒性がありますが解毒することが可能で地中に埋葬することでその放射性物質をクリーンにすることが可能です。
まとめ
ただ、クリーンな功績に代わるまで莫大な時間がかかる点それら鉱石をどこに保存して放射能が漏れださないようにするかなどの問題点があるが故未だ安全ではないエネルギーの生み出し方の一つであるといわれています。
しかし、結論としては、いずれの方法、火力や水力に地力など様々な発電法には欠陥があり太陽光発電ですら完ぺきではないです。
太陽光の場合、太陽が隠れれば発電できず、火力は燃料が入手できないとエネルギーを生み出すことができませんし、地力においては温泉の源泉を利用するという方法上温泉をビジネスとしている事業者と衝突します。
それらを考えた場合、原子力発電という方法も一つのエネルギーを生み出す方法として存在しているのです。